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■2017年3月26日
3月26日、今日も楽しい練習でした。
いつものように、個人練習、軽く合わせる、そして、川本先生指揮指導で合奏するというプログラミングです。
今回の「杜の鼓動」の練習で印象に残ったことは、最後の終わり方の感じ方でした。
杜(森)その物が小さくなるのではなく、杜を見ている自分の位置が変わっていく(宇宙から見ている感じ)というイメージでした。
なるほど、そう想像すると、自分が宇宙に飛び出して自由に遊泳しているかのような気分になりました。(私だけかも)
すごく豊かな気持ちにもなりました。
こんな面持ちで演奏したらよいのでしょうかね?
もう一つの曲、チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」も、より細かくレクチャーしていただきました。
まだまだ表示されているテンポで弾くのは難しいですが、さすが名曲です。
中身が見えてくると、益々好きな曲になっていくようです。
練習は、午後1時から6時までの長丁場ですが、この後、マンドラとギターのアンサンブルメンバーは、アンサンブルの練習をしていました。
なかなか美しい曲です。
請う、ご期待です。




■2017年3月12日
3月12日(日)の練習は、「弦楽セレナーデ」の第4楽章と第2楽章をレクチャーしていただきました。
混沌としてよくわからないところも、いつもわかりやすく、色々な比喩や情景描写、擬音語、擬態語を使われて、楽しく理解させてくださいます。
そして、いつも、なるほど、そう思えばそうなるのかと思うのが、f(フォルテ)が書いてあるから大きな音で弾くとか、クレッシェンドが書いてあるから、だんだん大きくしていくのではなく、ここに向かって行く(ここから山登りして行く)、ここで山頂に到着、また、ここから新たに出発していく、というように指南していただけるので、自然に曲想がついていきます。
強い弱い、だんだん大きくが、ただの記号ではなく、中身のずっしり詰まった記号になります。
と申しましたが、実は、この「弦楽セレナーデ」の楽譜には、そのような強弱記号が全く書かれていません。
私達奏者が、これまで、ついつい記号が書いてあると何も考えずに、ただただfだったら強く弾き、pのだったら弱く弾くという習性があり、どうしても脱却しきれていない難点が残っているからでしょう。
何も記号が書いてないので、より真剣に曲そのものの成り立ちみたいなものを理解し、感じて弾くことに徹することができます。
こう申しますと、すごく難しい練習をしているかのようですが、これを楽しくレクチャーしてくださるので、心地好い充足感で練習を終えることができます。
今回も新しい発見だらけで、知らない世界がだんだん自分の中に広がってくるようでした。